
春から初夏にかけて出回る青梅を使った「梅しごと」。梅の実が並び始めると、今年もこの季節が来たなと感じる方も多いのではないでしょうか。
「梅シロップ」や「梅干し」、「さしす梅漬け」など、季節の手しごとはどこか特別な気持ちにさせてくれます。キッチンに広がるさわやかな香りや、ゆっくりと色づいていく瓶の中の変化を見守る時間も、日々の暮らしにちょっとした彩りを加えてくれます。
この記事では、梅しごと初心者に向けて、失敗しないための基本知識や準備、作り方のコツ、保存方法、トラブル時の対処法までをわかりやすくまとめました。
「ていねいな暮らし」や「自然派の保存食づくり」に興味がある方にぴったりの内容です。毎年作りたくなる、おすすめの梅しごとレシピを集めました!
梅しごと初心者の疑問に答えます!まずは青梅の選び方から
「青梅ってどれを選べばいいの?」「傷がある梅は使って大丈夫?」「ヘタは取るの?」など、初めて梅しごとに挑戦する方の不安や疑問は尽きません。
まずは以下の基本からチェックしておきましょう。
まずは以下の基本からチェックしておきましょう。
- 青梅の品種と特徴(南高梅・白加賀など)
- 梅の追熟方法(自然追熟 vs 追熟熱湯で時短)
- 下処理のポイント(ヘタ取り・洗い方)
まずは「梅の種類」や「追熟のコツ」、「下処理方法」など、基本を知っておくと安心です。用途に合った梅を選び、失敗を防ぐための下準備をきちんとすることで、仕上がりが格段に変わります。より詳しく知りたい方は傷のある梅は使えるかどうか、そしてその処理方法まで別記事でまとめています。
▶傷のある梅は使えるか?下処理・追熟・熱湯処理までやさしく解説!
▶【簡単】梅の追熟は熱湯で時短!自然追熟との違いと使い分けのコツ
梅シロップの作り方|甘くてさっぱり!夏にぴったりの手作りドリンク

撮影:筆者
甘くてさっぱり、炭酸水で割るだけでごほうびドリンクになる梅シロップ。手作りならではのやさしい味わいで、子どもから大人まで楽しめます。
梅シロップ作りは、5月下旬〜6月中旬がベストタイミングです。この時期にスーパーや直売所で「青梅」が出回り始め、多くの家庭で「梅しごと」がスタートします。
梅シロップに使うのは、まだ熟していない青梅(南高梅や白加賀など)。青梅は実が固く、糖分との反応でじっくりエキスが抽出されるため、スッキリとした酸味と甘さのバランスが取れたシロップに仕上がります。
1kgの梅と氷砂糖があれば気軽に始められ、初心者の方にも取り組みやすいです。失敗しないポイントや泡立ち時の対応方法など別記事で紹介しています。
▶ 梅シロップ瓶の大きさを比較!梅1キロサイズの耐熱ガラス瓶などのおすすめを紹介
簡単・少量でもできる!ジップロックで作る梅干し

撮影:筆者
梅干し作りというと「大きな瓶と重石が必要」と思われがちですが、ジップロックや保存袋を使って、少量から簡単に作れます。
また、塩分濃度の調整やカビ対策、赤じそを使った色付けなど、作る人の好みに合わせてアレンジできるのも魅力です。自分好みの梅干しを、手作りで楽しんでみませんか?
▶【梅を干す時期はいつ?】干し方・タイミングの見極め方と失敗しないコツを解説!
さしす梅漬けのレシピ|調味料やドリンクにも

撮影:筆者
「さし酢梅(さしす梅漬け)」は、完熟した梅を砂糖・塩・酢で漬けるだけの、手軽で失敗しにくい梅漬けです。シンプルな工程なので、忙しい方や梅しごと初心者にもぴったり。
漬け終わった後に残る“さし酢”は、ドリンクとして楽しんだり、調味料として料理に活用したりと、使い道もたくさんあります。
トラブル対処・Q&A

仕込んだ後に「泡が出てきた!」「カビが生えたかも…」など、不安になる瞬間もあるかもしれません。でも、正しい知識があれば慌てずに対処できます。
梅しごとにありがちなトラブルとその対策、また初心者がつまづきやすいポイントをまとめているので、困ったときの参考にしてみてください。
▶傷のある梅は使える?下処理・追熟・熱湯処理までやさしく解説!
まとめ
自然の恵みをじっくり楽しむ“梅しごと”は、手間がかかるようでいて、実はシンプル。
暮らしの中に少しの「ていねい」を取り入れるだけで、日常に小さな豊かさが生まれます。
今年の夏は、あなたも“梅しごと”を始めてみませんか?
冷たい梅シロップでリフレッシュしたり、自家製梅干しでおにぎりを握ったり。
手作りの喜びを、ぜひ味わってください。
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