私たちが普段見過ごしがちな肌の乾燥や肌荒れが、ニキビの隠れた原因となっていることがあります。
肌の乾燥や荒れがどのようにしてニキビを引き起こすのか、そしてそれを防ぐための具体的な対策について掘り下げていきます。
今回は皮膚科医の慶田 朋子先生にお話しをお聞きしました。
ニキビ&毛穴ケア
ニキビと毛穴の悩み
高校生の肌の悩みで一番多かったのはニキビ。
アンケートで200人のうち76.5%の人がニキビや毛穴がひらくことで悩んだことがあると答えました。ニキビを潰して後悔したことがある人は68.6%でした。
ニキビができにくく、毛穴をひらきづらくするにはどうすればいいの?
自分にピッタリの洗顔方法を見つけることが大事です。
自分にぴったりの洗顔方法をすると、皮脂の量をコントロール出来、健康的な肌の状態に保てます。
自分の顔の中でどこがオイリーでどこが乾燥しているのか知ることです。
顔は部分によってオイリー、乾燥、普通の部位があります。
しかもそれが人によって違います。
人によって違うの?
皮脂を測る機械で3人の高校生の皮脂量を測りました。
おでこが普通で顎は乾燥していました。さらに乾燥していると思っていた「こめかみ」「頬骨」は普通でした。
ニキビができやすいからオイリー?
高校生のアンケートで200人のうち74.5%の人がニキビができやすいからオイリーと思っていました。
自分が思っている肌とは違う結果に。
自分の肌の状態を正しくわかってない人が多いです。
ニキビができやすいからオイリーだと思っている。毛穴の入り口につまる原因は、脂が多いだけではないです。
ニキビはオイリーでも乾燥でもできるといいます。
毛穴の詰まりだけではなく、皮脂が少ないと肌を紫外線や花粉、雑菌から守る皮脂膜というバリや機能が失われ乾燥や肌荒れなどで炎症がおき、それが原因で毛穴がつまることも。この炎症がニキビの原因となることがあります。
ちなみに皮脂が多いと毛穴がひらく原因になります。古い角質や汚れとあわさり角栓が毛穴を押し広げます。
機械を使わず家でチェックする方法はないですか?
自宅でできる肌質チェックがあります。
この方法はあくまでも簡易的なので、専門医に相談してください。
洗顔方法
自分の肌の状態がわかったところで次のステップです。
オイリー部分を洗い⇒乾燥部分を洗う。
① オイリー部分に泡をおき、くるくると円を描くように動かしながら洗う。中指と人差し指の2本の腹の部分を使う。
※指が直接肌に触れない。力をかけすぎない。
② 続いて乾燥している部分に泡をおき、上記と同じようにやさしく洗います。ここで大事なのは、時間をかけないですぐにすすぐこと。
※オイリー部分と乾燥部分の皮脂の量が一定になるそうです。
③ 洗顔後は、保湿効果のある基礎化粧品を顔全体に全体にまんべんなく塗った後、乾燥部分だけ2度塗りをする。
※オイリー部分と乾燥部分、それぞれに必要な水分量を補えるそうです。
正しい洗顔方法と自分にあった洗顔料を選ぶことが大切となりますので、ぜひこの機会に、洗顔方法など見直してみてくださいね。
健康的な肌を守るには⇒肌のダメージを避ける。
内側からのケア さばのアクアパッツァ
このレシピは、肌に必要な栄養素をバランス良く摂取できるように考えられています。サバ缶を使った料理は、手軽で栄養価が高いため、日常の食事に取り入れやすいです。
まとめ
乾燥や肌荒れがニキビの原因となる場合、適切な保湿ケアが重要です。肌の水分バランスを整え、バリア機能を支えることで、ニキビの予防に繋がります。また、刺激の少ないスキンケア製品の選択や、適切な洗顔方法も重要です。肌が敏感な場合は、皮膚科の専門医に相談することをお勧めします。
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