沖縄や奄美大島で古くから飲み継がれている、米とサツマイモから作る伝統的な発酵飲料、それが「みき」です。Eテレの小雪さんの「小雪と発酵おばあちゃん」でも話題になりましたね。今回は米とサツマイモの長寿飲料、「みき」のレシピを自宅で作ってみました。
沖縄 みき レシピ
みき レシピ
作り方
1.分量の水でおかゆを炊く。炊き上がったら、40~50℃程度に冷ます。
2.サツマイモの皮をピーラーなどでむき、30分ほど水にさらしてアクを抜きます。
3.(2)のサツマイモをできるだけ細かい目のおろし金でする。細かくした方が出来た時のサツマイモの繊維感がなくて、舌触りがよい。
4.おかゆにすったサツマイモと砂糖(お好みで)を入れよく混ぜる。最初はもったっとした感じだが、混ぜているうちに急にさらっとしてくる。そのあとも均一になるまでしっかり混ぜる。
5.鍋のふたをして、常温(20度以上)の室内に置く。気温にもよるが、1~3日経つと泡がぷつぷつと泡立ってくる、発酵している証拠。発酵終了。
6.発酵したら、さらに飲みやすくするなら、(5)をミキサーにかけてペースト状にする。ふた付きの清潔な保存容器に入れて、冷蔵庫で保存する。1週間保存可能です。※ミキサーにかけなくてもいいが、かけると料理に使いやすい。
- 瓶は清潔なものを使う。
- 初めて作る時は失敗する可能性もあるので少量がおすすめ。
- 発酵しているとほんのり優しい酸味と香りがある。味見をして確認する。不快な臭いがしたり、カビが生えたりしていれば腐敗しているので廃棄を。
- 菌のえさとなる砂糖を入れると発酵しやすくなりますが、お好みで調整して下さい。
自宅で出来たての味を楽しめますよ。
みきの味は?
米をサツマイモを発酵させているので、芋粥のような風味、ドロッとした感じで、発酵が進むにつれサラッとした感じになります。味はほんのりやさしい酸味の味がします。
みきのアレンジ みき+塩こうじのドレッシング
そのまま飲んでも美味しいみき。ドレッシングにしてもおすすめです。
上記の材料を全て混ぜ合わせます。
みき+味噌 蒸し鶏を野菜のみきみそだれ
作り方
1.鶏むね肉に下ごしらえ用のみきをまぶし、1時間以上おく。
2.ブロッコリーと人参は食べやすい大きさに切る。
3.みきみそだれの材料を合わせ、よく混ぜる。
4.(1)と(2)を蒸し、火が通ったら器に盛り、(3)をつけていただく。
まとめ 作ってみた感想
・味は酸味があり、少しの甘み。すっきりした味。好みだが、砂糖は入れなくてもいいかな。
・さつまいもはできるだけ細かくおろした方が飲んだ時のざらつきがなく、のどごしがよい。
・気温は20℃くらいあると丸1日でぷつぷつと気泡が出てくる、ここで味見してほんのりと甘味があれば、容器に移して冷蔵庫で保存でもよい。
・発酵の進み具合を観察するのも楽しいです。
奄美大島に伝わる元気の源、発酵飲料「みき」そのまま飲むだけでなく豆乳と割って飲んだりしてみよう。
米粒の粗さ、水加減、砂糖の量など色々試しながら自分なりの味をだしていけるのも「みき」の良さですね。
自然の味わいと独特の風味がいい「みき」。家で出来たての「みき」を是非作ってみてくださいね。
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