「梅の量に対して瓶が小さくてあふれた」「逆に大きすぎて発酵が進まない」——そんな失敗を避けるいちばん簡単な方法は、
梅1kg=容量3〜4Lの密封びんを選ぶことです。
この記事では、理由と選び方、実際に筆者が使っているおすすめ容器3選を写真と表でわかりやすく解説します。最後まで読めば、今日から迷わず梅シロップを仕込めますよ!
この記事では、
- なぜその容量がちょうどいいのか
- 実際に筆者が2025年に3L瓶で仕込んだ実体験
- 梅シロップに適した保存瓶3選の比較(口コミ・使いやすさ・注意点)
を、写真とサイズ表をまじえて、わかりやすくご紹介します。
✅ この記事でわかること
- 梅シロップの瓶の大きさの目安(梅の量別)
- 梅1kgにぴったりな容器はなぜ「3L」がベストなのか
- 定番人気の保存瓶3種類を比較 メリット・デメリット・実際の口コミ
- 保存容器を選ぶ際の注意点と、長く使える瓶の選び方
梅の大きさにもよりますが、梅1kgで仕込むなら3L瓶がジャストサイズ。
この記事では、長期保存にも適した密封性の高い広口びんを中心に、
比較する梅シロップ瓶
〇セラーメイト(Cellamate)保存瓶
〇アデリア(ADERIA)ソーダガラス
〇果実酒びん 東洋佐々木ガラス
の3つを比較しながら紹介します。
自分にぴったりの梅シロップ瓶を見つけたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
梅1kgの梅シロップに必要な瓶の大きさは?

容量目安|梅+氷砂糖の合計×1.5倍が安心ライン
梅シロップを仕込むとき、瓶の容量で迷う方は多いですよね。
一般的には、梅1kg+氷砂糖1kg=合計2kgが標準の材料配分。
このとき、瓶の容量は材料の1.5倍程度(=約3L)がちょうどよいとされています。
これは、セラーメイト公式の目安でもあり、私自身も毎年この基準で仕込んでいます。
今年(2025年)は3L瓶で仕込みました【実体験】
今年も梅1kgで梅シロップを作りましたが、私はセラーメイトの3L密封びんを使いました。
梅と氷砂糖を交互に重ねて入れていくと、仕込み直後は瓶の7〜8割程度が埋まる状態に。
1週間ほど経つと砂糖が溶け、梅が沈み、液体も増えてちょうどよい高さに落ち着きました。
発酵による泡立ちも、液もれもなく、とても快適に仕込めました。
これまで何度か試していますが、やはり「梅+氷砂糖の合計×1.5倍」という容量目安は、初心者の方にも安心しておすすめできると感じています。
迷ったら“少し余裕のある瓶”を選んで
最近は梅のサイズも年々大きくなっていて、1kgでも見た目以上にかさばることがあります。
初めての方や、南高梅などの大粒品種を使う場合は、4L瓶を選んで余裕を持たせるのも安心です。
なぜ余裕が必要?泡・発酵対策の2ポイント
- CO₂ガスで液面が上がる → 縁ギリギリだとあふれる
- 梅が浮き沈みを繰り返す → 梅が空気に触れやすくカビ要因に
スーパーの梅サイズが年々巨大化!?
近年は南高梅など大粒傾向で、1kgでも実はビンの三分の二を占有します。2025年は豊作&大粒という情報もあるので、3Lでギリギリの場合は4Lにアップしておくと安心です。
▷ 梅の種類別特徴も知りたい方は、内部記事
「失敗しない梅の品種選びガイド」も参考にどうぞ。
梅と瓶の容量は「梅の量×2.5〜3倍」が失敗しない黄金比
梅と砂糖が溶けて体積がほぼ倍になり、発酵で泡も立つため、梅の量の2.5〜3倍の容量を見ておくと溢れにくく安心です。
梅の量 | 目安容量 (2.5〜3倍) | 実際に選ぶ広口瓶 |
---|---|---|
500 g | 1.5〜2L | セラーメイト 1.5 L 東洋佐々木2Lなど |
1 kg | 3〜4L | セラーメイト 3 L/アデリア 3 L |
2 kg | 5〜6 L | 東洋佐々木 6 L 角型 ほか |
ポイント
- “3L=ジャスト” ではなく “3L前後の余裕を持たせる” と攪拌しやすく失敗率が下がります。
- 迷ったら一回り大きい瓶を選び、上部に空間を残すと安心です。

迷わず選べる!梅シロップ用おすすめ保存瓶3選
ここからは、私自身が実際に使ってよかったもの、また口コミや扱いやすさで評価の高い保存容器を3つ紹介します。
初心者さんでも失敗しにくく、お手入れしやすいものを厳選しています。
商品名 | 容量 | 特徴 | 密封性 | 消毒方法 | 見た目 |
---|---|---|---|---|---|
セラーメイト | 3L | ステンレス金具で清潔・長寿命 | ◎ | アルコール | おしゃれで清潔感あり |
アデリア | 3L | スタイリッシュ・広口 | △ | アルコール | 見せる保存瓶向き |
東洋佐々木ガラス | 3L | 吊り手つきで実用的 | ◎ | アルコール | 丸みがあって可愛い |
セラーメイト(Cellamate)保存瓶の特徴とレビュー
メーカー情報: 星硝株式会社
特徴: 日常生活に便利なガラス保存容器を提供する家庭用品メーカー。金属部分は全て錆びにくいステンレス素材。

本体サイズ | 胴径約15.7cm×高さ25.9cm、口径約8.6cm |
本体重量 | 約1300g |
素材・材質 | 本体・ふた/ソーダライムガラス、パッキン/シリコンゴム |
原産国 | 日本 |
セラーメイト(Cellamate)保存びんの良い口コミ・高評価ポイント
セラーメイトの密封びんは、保存瓶の定番として長年愛されてきた安心のアイテム。実際に使った方からは、こんな声が多く寄せられています。
- 昔ながらの定番で安心感がある
- 瓶の開口が広く、手が入って洗いやすい
- 見た目もおしゃれで、容量違いの瓶を並べて使うと素敵
- しっかりした作りで長く使える
- 日本製
- ステンレスの金具で衛生的に分解洗浄可能
- 密封瓶は脱気でき、中身の長期保存が可能
- ゴムパッキンの耐久性が高く、臭い移りが防げる
実際に私も、2025年にセラーメイトの3L瓶で梅1kg+氷砂糖1kgの梅シロップを仕込みましたが、デザインも機能性も大満足。梅と氷砂糖を重ねて詰めていくときの見た目もかわいく、仕込み中も気分が上がります。
セラーメイト(Cellamate)保存びん 気になる口コミ
- 耐熱ガラスではないため、熱湯消毒はできません
- 密封力が高い反面、逆さにすると液が漏れることがある
セラーメイトは“定番の安心感”が魅力
口コミ全体を通して見ると、悪い口コミはほとんど見られず、満足度の高い保存びんであることがわかります。
とくに「洗いやすさ」「密封力」「日本製の安心感」を重視する方にはぴったり。
熱湯消毒ができない点には注意が必要ですが、正しい使い方をすれば長く愛用できる一本です。
セラーメイト3L瓶で梅1㎏と氷砂糖1㎏の材料で梅シロップを作ってみました。形もかわいくて気に入っています。


👉梅シロップの作り方と最適な時期は?1kgの梅で手軽にできるレシピを紹介
アデリア(ADERIA)ソーダガラス瓶の特徴とレビュー
メーカー情報: 石塚硝子株式会社
特徴: 50年以上の実績を持つロングセラー商品。ステンレスの蓋とガラス本体のスタイリッシュな保存瓶。
本体サイズ | 胴径約17cm×高さ22.3cm、口径約8.6cm |
本体重量 | 約1250g |
素材・材質 | 本体/ソーダガラス、外ブタ/ステンレス(SUS304) |
原産国 | 日本 |
アデリア(ADERIA)ソーダガラス 良い口コミ
- 内蓋がなく、完全密閉ではないため液が漏れることがある
- → 振ったり逆さにしたりすると、中の梅シロップがフタの隙間から垂れてくることも。瓶の周りがベタベタになるという声もありました。
- 混ぜるときはひっくり返さないほうがよい
- → 強く振らず、瓶を立てたままゆっくり回すように混ぜるのがポイント。
- 熱湯消毒はできない(耐熱ガラスではない)
- → 説明書きでも「熱湯不可」と明記されています。食品用アルコールスプレーでの消毒がおすすめです。
アデリア(ADERIA)ソーダガラス 気になる口コミ
・すこし内部の液が漏れるので、ひっくり返して混ぜることはできない
・振ると必ず漏れて、瓶の周りがベタベタする
・熱湯消毒は不可
・液が漏れることがある
気軽に使えるけれど“やさしく扱う”のがコツ
アデリアの保存びんは完全密封タイプではない分、手軽に扱えるのが特徴ですが、使用の際は以下のような工夫をすると安心です:
蓋の開け閉めは必要最小限に
混ぜるときは瓶を持ち上げず、底をつけたまま優しく回す
蓋の内側に食品用ラップをかませておくと、液漏れ対策にもなります


果実酒びん(東洋佐々木ガラス)の特徴とレビュー
メーカー: 東洋佐々木ガラス
特徴: 100年以上の歴史を持つ、日本の飲食店業界で広く使われているガラス製品。
本体サイズ | 胴径約14cm×高さ22.3cm、口径約10.5cm |
本体重量 | 約1475g |
素材・材質 | 本体/ソーダガラス、外ブタ/ポリプロピレン樹脂 |
原産国 | 日本 |
果実酒びん 東洋佐々木ガラス 良い口コミ
- 業務用でも採用されるしっかりした品質
- → 日本製ガラスメーカーの老舗ブランドで、信頼性が高い。
- 注ぎ口つきで、シロップを出しやすい
- → 仕込み後の取り出しや、梅ジュースの移し替えがスムーズ。
- 広口で洗いやすく、見た目もスッキリ
- → 透明度の高いガラスで中身がきれいに見えると好評。
- 日本製
果実酒びん 東洋佐々木ガラス 気になる口コミ
注ぎ口まわりの構造がやや複雑
→ パーツが多いため、「使い慣れるまでは少し戸惑った」という声も。
重さが気になるという意見も
→ ガラスが厚くしっかりしているため、片手で持つには少し重め。
“注ぎやすさ”と“ガラスの美しさ”を重視する方向け
多少の扱いにはコツが必要ですが、見た目の美しさ・注ぎやすさ・品質の高さはさすが老舗ブランド。
とくに「出来上がった梅シロップをきれいに注ぎたい」「見た目にもこだわりたい」方には、満足度の高い1本になるはずです。



👉【あさイチレシピ】【2025最新版】さしす梅レシピ&絶品ドリンク|初心者でも失敗ゼロ

安心の品質で仕込みから保存・注ぎまでをきれいにこなしたい人におすすめ。
梅シロップ瓶の正しい消毒&お手入れ方法
- 熱湯消毒
- ぬるま湯で予熱 → 全面に熱湯を回しかけ → 逆さにして自然乾燥
- アルコール消毒(耐熱NG瓶の場合)
- 食品用アルコールを全体に噴霧 → キッチンペーパーで拭き上げ → 乾燥
ゴムパッキンは毎年状態確認し、劣化していれば交換を。
ただし、熱湯消毒が不可能な場合やガラス瓶が大きすぎる場合は、キッチン用アルコールを使用する方法もあります。以下の手順で行います。
アルコール消毒
- キッチン用アルコールを瓶全体に吹きかけます。フタ、ゴムパッキンなど、瓶全体に均等に吹きかけます。
- 吹きかけた後は、キッチンペーパーなどで瓶の内側とフタ、ゴムパッキンを拭き、瓶が乾いたら使用できます。

どれが最適?目的別おすすめの選び方
- 見た目重視・インテリア映え:アデリア
- 実用性・密封性重視:セラーメイト
- 価格・使い勝手重視:東洋佐々木ガラス
自分の用途とライフスタイルに合ったものを選ぶのがコツです。
よくある質問(FAQ)
Q. 梅1kgだと本当に3L瓶で足りますか?
A. はい、氷砂糖と合わせて2kg程度になるため、3L瓶がぴったりです。
Q. 熱湯消毒できない瓶は?
A. アルコール消毒もしくはアルコール度数35度の焼酎で消毒したい容器全体をよく拭きましょう。
Q. 瓶は毎年使い回してもいいですか?
A. はい。ただしゴムパッキンなど消耗部分は状態を確認し、必要なら交換してください。
Q.リユース瓶・100均瓶はアリ?
- コスパは抜群。ただし厚みが薄いガラスは割れやすい
- キャップが金属製の場合、梅酢でサビることも
- 短期(2〜3週間)で飲み切る梅ジュースなら可
まとめ|梅1kgには3〜4Lの瓶がちょうどいい。迷ったら“少し余裕あるサイズ”を
ここでは梅シロップ 1キロ 作る際の瓶の主な製品のメリット・デメリットを紹介しました。
容量の目安は「梅+氷砂糖」の1.5倍
密封びんなら発酵ガス対策も万全
大粒傾向の2025年は4Lを選んで余裕を確保
仕込み後1週間は1日1回瓶を揺らし、砂糖を完全に溶かす
これであなたも梅シロップ作りの“瓶サイズ迷子”から卒業! さっそく広口瓶を手に入れて、今年の暑い夏を爽やかな自家製ジュースで乗り切りましょう。
▷ 仕込み後の“白い泡”が気になる人は、姉妹記事
「梅シロップに泡が出たときの対処法」もあわせてどうぞ。

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