梅シロップや梅干し作りに挑戦したいけれど、「どんな道具が必要なのか分からない…」「家にあるもので代用できる?」と悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事では、初心者の方でも失敗しにくく、スムーズに梅しごとが始められるよう、必要な道具とあると便利なグッズを一覧でご紹介します。
用途別(梅シロップ/梅干し/梅酒)に分けてご説明するので、自分に合ったスタイルが見つかりますよ。
梅仕事に共通して必要な基本の道具
梅の種類や作るものにかかわらず、どの梅仕事にも共通して使う基本の道具があります。

● 保存瓶(ガラス製広口瓶)
- 空気を遮断し、衛生的に保存できる
- 3L〜4Lサイズが梅1kgにちょうどよい
- 梅シロップや梅酒にも梅干しにも使える
おすすめ:セラーメイト 密封びん(4L)
👉 広口で洗いやすく、梅の出し入れもスムーズ。パッキン付きでしっかり密閉できます。
👉 梅シロップ瓶の大きさを比較!梅1キロサイズの耐熱ガラス瓶などのおすすめを紹介
セラーメイト 密封びん(4L)
梅1kgにちょうどいいサイズの広口瓶を探しているなら、**セラーメイトの密封びん(4L)**が使いやすくておすすめです。
密閉力が高く、発酵も防ぎやすいので梅シロップにも梅干しにも両用できます。
● ざる・ボウル(梅の下処理用)
- 水洗いやヘタ取りのときに活躍
- ステンレスやプラスチック製のものを
● 竹串または爪楊枝(ヘタ取り用)
- 青梅や完熟梅のヘタを取り除くときに必要
- 一粒ずつ丁寧に作業するのがポイント
● 消毒用の道具(焼酎 or 熱湯)
- 瓶や道具の消毒には35度以上の焼酎、または消毒用アルコールがおすすめ
- 熱湯消毒は瓶が耐熱ガラスかを確認してから使う
保存瓶の消毒用です。拭き取りいらずでいいですよ。

● 清潔なふきん・キッチンペーパー
- 水気をしっかり拭き取ることで、カビを防ぎます
梅干し作りに必要な道具と便利グッズ
● 氷砂糖 or きび砂糖
溶けにくい氷砂糖が一般的ですが、黒糖やてんさい糖も風味豊かで人気です。
私自身、いろいろ試してみましたが、やはり氷砂糖で作った梅シロップがいちばん好みでした。スッキリとした甘さの中に梅の酸味がしっかりと引き立ち、「これぞ梅シロップ!」という味わいになります。
◾ 梅干し作りに必要な道具と便利グッズ(ジップロックでも可)
梅干しは伝統的に重石と瓶を使いますが、最近ではジップロックで手軽に漬ける方法も人気です。少量で試す場合や初心者さんにもおすすめ。
● ジップロック(Lサイズ推奨)
- 少量で試したい方や、瓶を使いたくない方に最適
- 空気が抜けてカビにくい
- 冷蔵庫で保存しやすい
私自身、梅500gほどのときはLサイズのジップロックをよく使います。重たい瓶の消毒が不要で、届いた梅をさっと洗ってすぐに作業に取りかかれるのが気に入っています。1kgくらいまでなら無理なく漬けられますよ。
関連記事:👉 初心者向け|ジップロックで簡単!梅干し・梅シロップの作り方はこちら
● 粗塩(梅の重さの10〜20%)
- 天然塩やにがりを含む粗塩がベスト
- 精製塩は避けたほうが無難です
おすすめ:海の精 あらしお
👉 雑味が少なく、梅の風味を活かす定番塩。

● バット(2つ)
- 水が上がるまで重しでしっかり押さえる(梅の受け皿と同じ大きさにバットを重ねる)
- 重しは梅の1〜2倍の重さが理想(水の入ったペットボトルや缶詰めなど)
● 赤じそ(6月下旬以降)
- 梅干しに色と香りを加える
- アク抜きのためにボウルとザルを併用
ポイント:新鮮な赤じそを見つけたら冷蔵庫で一時保存もOK!
ただし、タイミングによっては生の赤じそがスーパーに並ばないこともあります。そんなときは、無農薬の赤じそを活用するのも一つの手。ネットなら時期を外しても手に入りやすく、保存もきくのでストックしておくと安心です。

● 土用干し用のざる
- 天日干しのときに使います(7月〜8月)
- 通気性の良いものを選びましょう
おすすめ:丸型の竹ざる(60cm程度)
👉 通気性がよく、梅がくっつきにくい天然素材のざるが◎
例3|竹ざる(60cm)
土用干しには、通気性のよい天然素材の竹ざるがぴったり。
梅同士がくっつかず、ふっくらと乾きます。サイズは60cm前後あると、1kgの梅がちょうど並びます。
梅酒作りに必要な道具と便利グッズ
● ホワイトリカー(35度)
- アルコール度数が高く、雑菌の繁殖を防ぎます
- 焼酎やブランデーでも代用可能
私自身は、毎年「博多むぎ焼酎梅酒用」を使っています。ホワイトリカーよりも香りがやわらかく、梅との相性も抜群。焼酎のコクと梅の酸味が合わさって、まろやかで飲みやすい梅酒に仕上がります。
👉 香りを楽しみたい方には「ブランデー梅酒」や、風味のよい麦焼酎ベースもおすすめです。
● 氷砂糖
- ゆっくり溶けて梅のエキスをしっかり引き出す
- 甘さを調整したいときは、黒糖やハチミツを加えるのも◎

● 保存瓶(ガラス製広口瓶)
- 空気を遮断し、衛生的に保存できる
- 4Lサイズが梅1kgにちょうどよい(焼酎1.8L)
● ラベル・日付シール
- 仕込んだ日や内容を書いておくと便利
- 飲みごろの目安が分かりやすくなります
あると便利な+αグッズ
グッズ名 | あると便利な理由 |
---|---|
シリコン製漏斗 | 瓶に液体を移すときにこぼれにくい |
計量スプーン・キッチンスケール | 塩や砂糖の正確な分量が計れる |
使い捨て手袋 | 手荒れ防止・清潔に作業できる |
ジップロック | 簡易保存に便利、少量向け |
まとめ|準備が整えば、梅しごとは楽しくなる!
梅仕事は、最初に道具をそろえるのがちょっと大変。でも、一度そろえてしまえば毎年使い回せますし、ちょっとずつ買い足していくのも楽しみのひとつです。
「大きな瓶がないから無理…」という方も、ジップロックなどで手軽に始める方法はたくさんあります。
失敗しないスタートを切るために、まずは道具の準備からはじめてみてくださいね!
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