梅干し作りに赤じそは必要?入れるタイミングと色づけのコツを徹底解説【2025年版】

赤じそはいついれる?失敗しない色づけのコツ 梅しごと
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「梅干しを作るなら、やっぱり真っ赤につやつやに仕上げたい!」——そんな理想を叶えてくれるのが、赤じその力です。
しかし、

  • 「いつ入れるのがいい?」
  • 「アク抜きって必要?」
  • 「思ったより色がつかない…」

と悩む方も多いのでは?
実際わたしも初年度はタイミングを逃し、薄ピンク色の梅干しにガッカリした経験があります。

そこで本記事では、赤じそのメリットから下処理・投入タイミング・失敗の対策までを網羅。
この記事を読めば、初心者でも鮮やかな紅色の梅干しが作れるはずです!

生の赤じそが手に入らないときは、市販の「もみしそ」でも代用可能です。
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赤じそを入れる3つのメリット

1. 鮮やかな紅色をつける

赤じそに含まれるアントシアニン系色素が白梅酢と反応し、梅全体をきれいな赤色に染め上げます。
▶「これぞ梅干し!」という伝統的な赤色は、赤じそならではの効果です。

食卓での彩りや、弁当・おにぎりに映える

白梅干し(赤じそなし)と比べて見た目が華やか

赤じそをいれた梅干し

2. 梅干し特有のさわやかな香り

赤じその葉にはシソ特有の精油成分(ペリルアルデヒドなど)が含まれ、
梅酢に移ることでさわやかな香りがつきます。

梅干しに「懐かしい香り」が加わる

塩味や酸味がマイルドに感じられる

3. ポリフェノールで抗酸化アップ

アントシアニンは抗酸化作用が高く、健康・美容面でも注目されています。

  • 肌や細胞の老化を防ぐサポートに
  • 食欲を促進する効果もあるとされています

▶ 健康志向の人にも◎


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赤じその下処理|アク抜き&塩もみ3ステップ

用意する道具と材料

  • 新鮮な赤じそ…梅の10〜15%(梅1kgなら100〜150g)
  • 粗塩…赤じそ重量の20%
  • 大きめのボウル、ザル、ゴム手袋 など

粗塩(藻塩など)

わたしは風味がやさしく、ミネラルが豊富な塩を使っています。
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手順

赤しそを洗う
  1. 洗う:赤じそを葉だけちぎって流水でサッと洗う
  2. 水切り:ざるに広げて水気をきり、キッチンペーパーで優しくふき乾かす
  3. 塩もみ+アク絞り:粗塩の半量を加えて、押し付けるように手でもみ込む。しんなりとしたらギュッと握って黒い汁を出す→汁を捨てて残りの粗塩を加えてもう一度→最後に白梅酢大さじ2を加えてほぐす。
  4. びんやジップロックの梅にのせ、清潔な菜箸でやさしく押さえて梅酢にしっかり浸らせる。日の当たらない風通しのよいところに置く。→土用干しを待つ

ポイントは「力いっぱい握り絞る」こと。アクを残すと色も香りも悪くなります。


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いつ入れる?最適タイミングと分量目安

最適なタイミングは「白梅酢が上がったら」

赤じそを入れるのは、塩漬けして白梅酢が梅をしっかり覆った2〜3週間後が基本。目で見て梅がしっかり梅酢に浸かっていれば、赤じそ投入のタイミングです。

※常温なら約7〜10日、冷暗所や冷蔵保管ならもう少しかかることもあります。

👉 赤い色にしない「白梅干し」にしたい場合は、赤じそを入れなくても問題ありません。

赤じそ:梅=10〜15%が基本

  • 梅1kg→赤じそ 100〜150g
  • 色を濃くしたい場合は20%まで増量可
    塩分8%以下で仕込むときは赤じそを控えめにし、カビ防止を優先しましょう。

塩分濃度と赤じそのバランス

  • 塩分18%なら赤じそ多めでもカビに強い
  • 減塩(10%以下)は赤じそを軽くして、干し上げを早めに行う

実際の作業手順(例:ジップロックや瓶の場合)

ステップ内容ポイント
Step 1赤じそに白梅酢を加えて軽くもむ葉全体が赤く染まればOK
Step 2梅の上に赤じそを層になるように乗せる空気が入らないよう押し込む
Step 3密封して冷暗所に保存土用干しまで保管

よくある失敗と対策

症状原因対処法
色が薄い赤じそ不足/アク抜き不十分/投入が早すぎ追い赤じそ・赤梅酢で色補正
苦味・えぐみアク抜き不足塩もみを追加し、黒汁をしっかり捨てる
赤じそにカビ水分が多すぎる/通気不足カビ部分を除き、梅酢を煮沸して戻す


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赤じそ活用レシピ3選

  1. ゆかりふりかけ
    • 乾煎りしてミルで砕くだけ。ご飯・おにぎりの彩りに。
  2. 彩りおにぎり
    • 細かく刻んで酢飯に混ぜれば、運動会や行楽のお弁当が華やかに。

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FAQ

Q1 赤じそが手に入らないときはどうする?
A. 市販の「もみしそ」で代用可。色は薄いが香りづけは可能。

Q2 白梅酢が上がらないまま赤じそを入れてしまった…?
A. 追加で3%分の塩を振って梅酢を早く上げるか、ジップロックで軽く圧をかけて様子を見る。または市販の赤梅酢を足す。

Q3 減塩梅干しに赤じそを入れるとカビやすい?
A. 塩分10%以下はリスク大。赤じそは半量にして干し上げを早めに。

Q4 赤じそを入れず白梅干しにするメリットは?
A. 香り控えめで料理のアレンジ幅が広い。見た目をシンプルにしたい人向け。


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まとめ

  • 赤じその投入は「白梅酢が上がったら」
  • 分量目安は梅の10〜15%、アク抜きは両手で力いっぱい絞る。
  • 色が薄くても追い赤じそ赤酢を追加で補正も可。

赤じその力をうまく活かせば、見た目にも美しく、香り高い梅干しに仕上がります。

ぜひあなたの梅しごとにも、赤じその彩りを取り入れてみてくださいね!


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