2022年12月6日に「あさイチ」で放送されました。冬の味覚「大根」。でも大根はメインというより脇役なイメージ。大根買ったはいいけど、まるまる活用できない、いつもレシピがマンネリになる…など。そんな和食に偏りがちな大根ですが、イメージを覆す大根スペシャリストの人たちに活用法を教えてもらいました。
大根調理のポイント!
大根料理専門店に教わる下ごしらえのポイント
①先端が丸い大根を選ぶ
②皮は厚くむく
③面取りで煮崩れを防ぐ
④とぎ汁でアクをとる
大根皮の活用法(皮のきんぴら)
・しょうゆ、酒、砂糖で甘辛く炒め煮するとおいしい。
・さらに、調理前1時間ほど天日干しすると甘味がぐぐっと増す。おいしく食べれます。
冷凍保存のすすめ
大根が余ってしまう、なかなか味が染みこまない・・・。そんな時は冷凍保存がおすすめ!
・大根を冷凍すると細胞が壊れて味が染みこみやすくなる。
・大根冷凍のメリット⇒味しみと歯ごたえを両立
・食感もいい!味しみ力もUPの冷凍大根
作り方
①大根を厚めに輪切りにし、皮をむく。
②保存容器に水・めんつゆを加えまぜ、大根を浸す。
③冷凍庫で一晩寝かせて完成。
冷凍すれば約1カ月持ちます。
大根煮は鍋にめんつゆ冷凍大根をそのままいれて煮るだけ。普段の半分の時間で完成。
洋風だしにすればポトフにもなります。鶏がらスープを使うと中華風になります。和・洋・中いろんなアレンジ可能です。
大根は皮をむいて保存!
大根農家おすすめ!皮をむいて保存
大根の皮をむいてしまってから、ビニール袋に入れて野菜室に保存する。最長で4カ月!?もったそうです。その大根で大根おろしとして出しても家族も気づかなかったそう。長く持ちそうですが1カ月で使い切りましょう。
※「皮をむくと成長や代謝を担う組織が失われる。それが大根の変化を止めるのでは?」 (東京農業大学 三井裕樹 教授)
あさイチ 大根活用レシピ
大根のポタージュスープ
作り方
①大根は皮をむいて、細かく乱切りにする。
②玉ねぎはみじん切りにして、大根を玉ねぎをいっしょに煮る。
③沸騰したら火を止める。ゆっくり火を通すことで甘くなる。大根が透明になるまで20分予熱で火を通す。
④ミキサーに入れ粗目に砕く。鍋に戻し入れ、牛乳と固形スープの素を加えひと煮立ちさせたら、すぐに火を止め、塩・こしょうで味をととのえる。
※大根の酵素は50℃~60℃が最も活性化する
フライド大根 出来上がり10分が食べ時!!ジューシーほくほく 新食感
作り方
①大根は1cm程度太く拍子切りにする。しょうがをすりおろす。⇒揚げた後の食感が断然良い。
②大根をビニール袋に入れ、しょうが、しょうゆと混ぜ合わせたら、20分間つけておく。
③ボウルにつけておいた大根を汁気を切って入れかたくり粉、小麦粉を入れサクッとまぜる。
④衣をつけたら、大根をすぐに揚げる。油の温度は180℃ (菜箸を入れてまわりに細かい泡ができるのが目安)揚げ時間は約4分 キツネ色になる前に揚げるのがポイント
※完成後すぐに召し上がって下さい。時間が経つと大根の水分が出てきてしまい、しなしなになります。
大根ステーキ
作り方
①大根は皮をむき、3cmほどの厚切りにして、表面に両面に深さ5ミリ程度の格子状の切れ目を入れる。
②大根全体にはちみつを塗る。浸透圧で水分が出てくる。10分置く。
③水が抜けたら、大根をお皿に入れラップをし、600wで2分電子レンジにかける。大根を裏返しもう2分レンジにかける。
④熱したフライパンにオリーブオイルをいれ、中火で両面に焼き色をつける。
⑤レンジにかけた時に出た大根の汁と、薄口しょうゆ、レモン汁、バターをフライパンに入れからめながら煮詰める。ソースにとろみがついたら完成。
※大根に切り込みを入れることで火が入りやすく、調味料も絡み味がつきやすくなります。
大根もち
作り方
①大根のつまをよく洗う。
②水を切ったら細かくカットする。
③ボウルにカットしたつま・ピザ用チーズ・かたくり粉・無添加だしかつおと、少しの水を入れてよく混ぜる。
④フライパンにごま油を引き、お好みの大きさにまとめて中火で焼く。
⑤両面をこうばしくなるまで5分程度焼いたら完成。
※大根のつまにお刺身のドリップが付いていると生臭いので、よく洗いましょう。
まとめ
これからの季節、大根にはお世話になりますね。また、ストックも効く素材なのでしっかり活用していきたいものです。和食だけでなく洋食など色々なアレンジを楽しみましょう。
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