【美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室】夢見る20代と最年少者のお悩み NHK1月27日

【美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室】夢見る20代と最年少者のお悩み NHK1月27日 雑記
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美輪明宏(御年87歳)さんが、相談者のモヤモヤに丁寧に耳を傾け、珠玉の言葉を紡ぐ相談室です。美輪さんはこれまでの人生で、たくさんの困難にユニークな美意識で立ち向かい、いつも新しい生き方を切りひらいてきた、いわば人生の「ピンチの達人」。

その美輪さんの言葉にヒントをみつけるべく、モヤモヤを 美輪さんに思い切ってぶつけてみましょう。

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相談者は芸能界で活躍することを夢見る20代女性

美輪さん:美 相談者さん:相 高瀬アナ:高

お悩み「これからの進路について」

相:私の夢は芸能界で活躍するなんですが(泣)

美:冷静になって、感情はぬいて。鼻から空気をすって。

相:実家が貧乏で借金があって、今は大学卒業してコンビニでアルバイトしています。父親が事業で抱えた借金があり生活は楽ではないです。今は大学を卒業して実家でアルバイトをしているんですが。。。

美:どんなアルバイトですか?

相:コンビニエンスストアです。その中で芸能界を目指しているんですが、このままコンビニで正社員で働いても良いのではという迷いがある(もやもや)

美:芸能界がいいと思ったのはいつぐらいから?

相:もともと私はアイドルに元気づけられていた。

美:どんなところに?

相:アイドルはテレビでは笑顔ですけど、裏ではすごい必死にがんばっている。たとえ嫌な仕事でも姿に感動していた

美:今かわいい子がふってわいているでしょ。男の子も女の子も。昔の日本にはそんなにいなかったのよ。それが今は平和な時代になって平和な顔の子がたくさんでてきている。それが今花盛り。それに打ち勝つ自信がおあり?

相:はい。自分は中学時代に卓球をはじめた。負けん気で勉強して賞状をとった。芸能界はすぐに目標を達成できるところでないとわかっている。それでもいきたい、なんでもやるのでがんばりたい。

美:それで?

相:きっかけをつけようと、これまでオーディションをうけてきた

美:なんかい?

相:2,3回くらい。もともと地下アイドル事務所に合格し上京する予定だったが、事務所がなくなってしまった。

美:それは気づけよってことかもしれませんね。あなたの幸せは別の道だよってことですよ

相:芸能界で活躍して親に恩返ししたい。お金もたくさんもらえる

美:とんでもない。昔あこがれたアイドルの人は今どうなっているか知っていますか?お金がたくさんもらえる、親になんでも買ってあげる、いいことにばっかりに頭がいっている。そう思いません?友達はいらっしゃるの?なんていってる?

相:応援はしてくれている。花が咲くまで時間かかるよっていわれている。

美:咲かないことは言わないでしょ。それ言われたらあなたは絶好するでしょうね。あなたは結局いいことばっかりいってくれる人がほしいのね。

相:あっ

美:悪いけどはっきり申し上げていい?あなたはどん底生活をするのを選ばないなら、安定したほうを選んだほうがいいですよ。

相:うーん。その安定した生活をすると自分が腐っていまいそうで。

美:オーディションを受けてだめなかったのが結論なんですよ。あなたはいらないって言われたわけ。いらないといわれるよりあなたが必要と言われる方へ行った方がいいでしょ。あなたにとってふつうの仕事がそんなに価値のないものなんですか。

高:どんなことがしたい、何をしたいと言ったらなにかありますか?

美:一番したいのは人を助けたいというのがある

美:自分も助けられないのに?

相:あー

美:まず自分をたすけなきゃ。助かった時に人を助けるんです。順序をまちがっていませんか。自縄自縛はね。落とし穴です。縄で自分を縛るのが自縄自縛。それは自分に失礼なこと。もっと可能性がいっぱいあるんだよってこと。おセミをもつとか、事業をはじめるとか、それで出世して憧れるようになったほうが素敵じゃありません。もっと自分の可能性を信じてくださいよ

相:芸能界ばかり見ていて、それに執着していた。幅が狭かった。気付かされました。

美:よございましたね。元気でがんばって下さいね。

相:ありがとうございました。

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相談者は番組始まって以来最年少の相談者

中学生の相談者さんです。

お悩み「人から認められるために本心を隠している」

相:人から認められたい、ほめられたいという欲が人より強い。そういう本心を隠している。だから自分がまわりにうそをついているのではないかといつも思っている。周りに信頼されている自分だけど、それはうその自分。本当は嫉妬まみれの汚い自分。本当の自分が好かれているわけではない。そんな自分が好きではない。

美:そうじゃない人ってめずらしいでしょ?

相:人からは謙虚だとか飾らない人と言われるけど、それを保っているのがつらくなっている。親友や家族に相談するけど、人は人、自分は自分と思えばよいよといったことを言われるけど自分には響かなかった。

美:自分のことを偽善者と思うのね?世の中の人はみんな偽善者ですよ。ネクタイしたり着飾ったりするのもちゃんとしている自分をみせたいということ。人間に完全な人間がいるとお思いですか。みんな善人の部分と悪人の部分を言ったり来て成長している。自分をせめるのも足がかりになる。何がお得意ですか?

相:音楽が好きです。絵を描くのが好きです。スケッチとか

美:美術だったらいろんな絵描きさんがいるじゃない。ゴッホだとかゴーギャンだとかご存じでしょ。誰にも負けないような世界。自分だけの世界といったことを考えるからおかしくなってしまって、耳をこそげたりしたじゃない。もしね。悩まない人がいたらどうお思いになる?

相:人生楽そうだなと思います。

美:楽そうだなじゃなくて、バカみたいだとおもいません?泣いたり嘆いたりいろいろなことを経験しておもいやりという心ができるんですよ。マイナスのことを経験することは人間の必然なの。悩み事ができた時にはどうすればいいかというと冷静になるということ。悩むっていうのは情念、感情的。みっともないでしょ。これはどうしたことだろ。こういうところを変えてみたらどうかしらと。

相:感情を優先するのではなくて、

美:そう、理性を優先するの

相:いつも感情に振り回されてしまって、頭で考えるってことが全然できていなかったことに気づきました。

美:感情は楽しんだり喜んだりプラスのことだけに利用すればいいの。でも難しいことよ。冷静になることは。どうしたら冷静になれるかというと、いろんな本を読んだりいろんな考え方を咀嚼して食べちゃうの。感情をコントロールできる人間になればたいしたものよ

相:すごく心が楽になりました。

美:よございましたね。

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さいごの言葉「明日をいきるあなたへ」

自分はこうでなければいけないという思い込みは自縄自縛の落とし穴 美輪明宏

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まとめ

実は今回はじめて番組を見ました。美輪さんの微笑みをたやさない柔らかい雰囲気と相談者さんとのやりとりが印象的でした。こうやって書き留めていきながら感じたのは美輪さんの言葉のやさしさと言葉づかい。

直球で相手に言葉を向けますが、言葉のひとつひとつがやさしいので、相手は素直に受け入れることができるのだと思いました。自分も自分の言葉に気を付けないといけないなと思います。

再放送 1月31日(火)午前0:00~0:25

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