2022年9月6日の「バリューの真実」の放送の内容をお伝えします。
肌の悩みは人それぞれ。
今回はやりすぎないスキンケアを提案している皮膚科医の吉木伸子先生に肌のトラブル対策をお聞きしました。

スキンケア ニキビに関する質問
ニキビを潰していいの?
高校生の肌の悩みで一番多かったのはニキビ。
アンケートで200人のうち97%の人がニキビで悩んだことがあると答えました。ニキビを潰して後悔したことがある人は68.6%でした。

ニキビはつぶしてもいいの?

潰すことが絶対にいけないということではないです。潰すタイミングが問題。だんだん膿が形成されて膿だまりだできる。その状態なら黄色い膿を潰して出しても大丈夫。黄色の膿は肌の中にいるよりは、むしろ出したほうがよい。汚いピンで刺したり、汚い手で触ったりしたら、化膿するので顔を洗顔した後などにするのが良です。潰した後は無理やり膿や血を出すのはやめましょう。炎症を引き起こす可能性があります。
ニキビの跡が残る、残らないはその人に体質によるとことが大きいです。陥没するような人は潰しても、潰さなくても変わらない。皮膚科で飲み薬をもらってきたほうがよいです。
ニキビはなぜできるの?

ニキビはなぜできるの?
ニキビは毛穴にある皮脂腺と関係があります。皮脂腺は水分の保持や摩擦を抑える、増えすぎると皮脂腺がつまり、炎症状態が起こります。これがニキビです。
一方皮脂が少なすぎると、悪玉菌が住みやすい肌になり、トラブルが起こりやすくなります。つまり適度に皮脂がある状態が大切なのです。
⇒皮脂を適度な量で保てばニキビのできずらい肌になります
どうすれば皮脂を適度な量に保てるのでしょうか。

ホルモンバランスの乱れを防ぐこと。ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが増えた場合は、皮脂の分泌量が多くなります。
ホルモンバランスを整えるには、規則正しい睡眠をバランスの取れた食生活が基本。
スキンケア ニキビ対策に保湿美容液
薬を塗るのはいいの?

ニキビができたら塗り薬を塗る人が多いと思うが、薬を塗ったあとは、ばんそうこうでふさぐとかしない方がいい。薬は浸透しやすいように作られているので、そこまで心配しなくてもよいです。肌が弱い人は皮膚科医に相談を。
1日に何回洗顔すれば良い?

洗顔は朝・晩2回にして下さい。10代など皮脂の分泌が盛んな年齢だと、よけい皮脂がどんどんでる肌になってよけいオイリー肌になる。
水のみだけ洗顔は?⇒10代は皮脂が多いので、必ず洗顔料をつけて洗いましょう。
1.お湯の温度
⇒人肌よりも少しぬるい32℃前後が最適。熱いお湯は肌に必要な皮脂を取ってしまい、冷たい水だと汚れがキレイに落ちません。
2.顔をぬらす
⇒ごしごししない。両手のひらにお湯をすくってそこを洗面器だと思って顔をつけるイメージ。顔をぬらしたらできるだけ早く泡を立てて洗う。顔の水分の蒸発を防ぐため。
3.泡の立て方
⇒泡立てネットを水で濡らし軽くしぼる。ぬらした後固形石鹸を中に入れこする。泡はレモン大位を目安に。泡を搾り取る。あまり水分が多いと泡がクッションにならないので注意!固形石鹸は一般的に添加物が少なくておすすめではあります。肌に弱い人は固形石鹸を選んだほうがよい。
4.洗い方
⇒Tゾーンは多めの泡で洗い、中指と薬指の2本でくるくると円を描くように動かすこと。卵を割らないようにやさしく洗う。残った分で皮脂の少ないUゾーンを洗うことで皮脂の落としすぎを防ぎます。洗い残しやすいポイント、生え際、眉間、あごのくぼみ、小鼻に気をつける。
⇒Uゾーンの洗い方は手を顔の丸みにあわせそわせるイメージ、ほどよく力が抜けややさしく洗うことができます。洗顔料はあくまでも汚れを落とすための洗浄剤です。長い時間、顔の上にのせていると必要な皮脂まで洗い落としてしまうことも。洗う時間は20~60秒以内を目安に。
5.すすぎ方
⇒こすらないで手のひらにお湯をため洗い流す。洗顔料が残りがちな髪の生え際やフェイスラインもよく洗い流します。皮脂の残りがないようにチェック。もし皮脂が残っているようであればもう1度泡を立てて洗う。
6.拭き方
⇒清潔なやわらかいタオルで軽く押さえるように水分を拭き取ります。タオルを広げてそこに顔をうずめる感じで、顔を押さえる。こすらないこと。
洗顔後は保湿ケアを
ニキビがある場合も、通常通り保湿ケアを行って構いません。保湿ケアを行う場合は、ノンコメドジェニック(ニキビができにくいことを確認している化粧品)の表示があるものを使うとよいでしょう。
正しい洗顔方法と自分にあった洗顔料を選ぶことが大切となりますので、ぜひこの機会に、洗顔方法など見直してみてくださいね。

肌トラブル 乾燥

10代の肌は皮膚が薄いので、なるべく触らないほうがいい。触りすぎることにより逆に肌トラブルになる。いろいろなものを使わないほうがおすすめ。なにもしなくても乾燥しないという人もいるが大半の人はそうではないので、洗顔の後なにかつけたほうがいい。
おすすめの保湿ケアは保湿美容液がおすすめ。(化粧水+乳液=保湿美容液)正しい洗い方を組み合わせるだけでO.K。保湿美容液は一般的なものでO.K

1.手のひらに直径1cm大の保湿美容液を出す。
2.手になじませてからUゾーン(頬)に塗っていく。
3.すり込むのではなくスタンプのように押し塗る。Tゾーンも同様に押し塗っていく。
4.塗り終えたら15分間触らずに浸透させて終了。

まとめ
高価な美容液を使ったりしなくても、触りすぎないなど大切なポイントを抑えることでニキビは改善できそうですね。ぜひ、お試しください。



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