冬の乾燥肌はしかたがない…と諦めていませんか?
NHK Eテレ「人生レシピ」で放送された「乾燥肌対策」を中心に、皮膚科医・日比野佐和子さんのアドバイスをまとめました。スキンケアや食生活など、生活習慣を見直すことで、1年中の潤いを保てる肌を目指しましょう。
はじめに
冬の乾燥肌はしかたがない…とあきらめていませんか?
NHK Eテレ「人生レシピ」で放送された“乾燥肌対策”を中心に、皮膚科医・日比野佐和子さんのアドバイスをまとめました。スキンケアや食生活など、生活習慣を見直すことで、1年中うるおいを保てる肌を目指しましょう。
乾燥肌の原因
加齢による乾燥
年齢とともに、肌の水分を保持する成分(セラミドや天然保湿因子など)が減少し、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の周期が乱れがちになります。
さらに、睡眠不足やストレス、加齢そのものによって角質層のバリア機能が低下すると、水分を保ちにくくなり、しわや毛穴の開きなどが目立つようになります。
肌をこすりすぎる
クレンジングやタオルなどで肌を強くこすりすぎると、必要な皮脂や角質層まで傷ついてしまい、乾燥肌が悪化します。特に目の周りは皮膚が薄く刺激を受けやすいので注意しましょう。
糖分・油のとりすぎによる腸内環境の乱れ

- 糖化のリスク
過剰な糖質を摂取すると、体内で糖質とタンパク質が結合して「老化物質(AGEs)」を生成します。これを「糖化」といい、肌の弾力を失わせ、乾燥肌だけでなくシワ・たるみの原因にもなります。 - 酸化した油
スナック菓子や加工食品に含まれる酸化した油は腸内環境を悪化させます。腸内で悪玉菌が優勢になると基礎代謝が低下し、血液の循環が悪くなるため、乾燥肌につながる恐れがあります。
睡眠の質が悪い・寝室の乾燥
腸内で作られる「セロトニン」は脳内を安定させる神経伝達物質で、夜になると「メラトニン」に変化して睡眠の質を高めます。腸内環境が整わないとセロトニンの生成が低下し、結果的に睡眠不足・睡眠の質の低下を招き、肌のターンオーバーリズムも乱れてしまいます。
食生活の乱れ・喫煙
加工食品を中心とした食生活や喫煙は、血行不良や肌の酸化を引き起こし、乾燥肌を進行させる要因になります。
乾燥肌対策:基本はバリア機能を守るスキンケア
セラミドを補給するスキンケアを選ぶ
角質層はわずか0.02mm(ラップほどの厚さ)しかありません。バリア機能を高めるためには、「セラミド」が配合されている化粧品を選ぶのがおすすめです。
セラミドは20代をピークに減少し、50代では約半分になるといわれています。不足しがちな成分は、スキンケアでしっかり補いましょう。
洗顔料は刺激の少ないものを
乾燥肌の方は、洗浄力が強すぎる界面活性剤が入った洗顔料は避けたいところ。泡立ちがよくマイルドな洗顔料を選ぶと、肌への刺激を最小限に抑えられます。
正しい泡洗顔の方法
きめ細かい泡の作り方
手で泡立てる場合
- 手をしっかり洗う
汚れがついたままでは、きめ細かな泡が作りにくくなります。 - 洗顔料を手のひらに出す
受ける手は少しくぼませるようにし、空気を含ませるようにごしごし泡立てます。 - 空気を含ませながら泡立てる
円を描くように手のひらを動かし、少しずつ泡を増やしていきます。 - 2分ほど泡立てる
クリーミーで逆さにしても落ちない泡が理想です。
泡立てネットを使う場合
- ネットをこすり合わせるときに空間を作る
両手の間に空気を入れるイメージでこすると短時間で泡立ちます。 - 30秒ほどで完成
きめ細かく弾力のある泡ができあがります。
泡洗顔のステップ
- おでこ・頬・鼻・あごに泡をのせる
- 手が肌に直接触れないように泡で転がすイメージ
特に目の周りのように皮膚が薄い部分は、中指か薬指の腹でやさしく円を描くように洗いましょう。 - すすぎは適温で
- 冬:32~34℃
- 夏:37~38℃
皮脂を落としすぎない温度に設定することがポイントです。
- こすらずすすぐ
生え際に泡が残らないよう丁寧に。 - 拭くときはやわらかいタオルで軽く押さえる
綿100%のガーゼ素材などがおすすめです。
洗顔後の保湿ケア
- 化粧水は洗顔後5分以内に
できるだけ早めに保水成分を補給します。 - 重ね塗りでしっかりうるおい補給
目の周りは中指・薬指の腹を使ってやさしくタッピング。 - ハンドプレスで肌を温める
手のひらを少し温めてから肌を包むようにすると浸透感が高まります。 - 乳液やクリームはランゲルラインに沿って塗る
- まずは乾燥の気になる目元から
- 上から下へ、肌をこすらないように優しく伸ばす

腸内環境を整える食事で乾燥肌対策
1. ヨーグルトを温めて食べる
ヨーグルトは約38℃に温めると乳酸菌が活性化しやすくなり、腸内環境の改善をサポートします。夜に食べると睡眠の質向上にもつながるのでおすすめです。
また、同じ種類のヨーグルトばかり食べるより、いろいろな菌種のヨーグルトを取り入れるとより効果的です。
2. 朝に卵を食べる
卵のタンパク質に含まれるトリプトファンは、夜になるとセロトニンやメラトニンに変わり、睡眠の質を高めます。1日2個ほど食べると、より効果が期待できます。
スキンケアに関するQ&A
Q1. シートマスクの使用時間は長めが効果的?
A. 推奨時間を守ることがベストです。長時間つけすぎるとかえって肌の水分を奪われる「逆転現象」が起こり得るので注意しましょう。
Q2. 休日はメイクをしなくても大丈夫?
A. 紫外線は室内でも降り注ぎ、肌を老化させる原因になります。軽めのベースメイクや日焼け止めなどで肌を保護するのがおすすめです。素肌のままだと乾燥を進める可能性もあるため気をつけましょう。
Q3. 朝の洗顔は水洗いだけでOK?
A. 夜の間に酸化した皮脂が肌に残っていると、シミやくすみの原因になることがあります。洗顔料を使って軽く洗うのが望ましいです。
Q4. 就寝前にメイクを落としたら、そのままでもいい?
A. メイクを落としたあとは、必ず保湿ケアをしましょう。メイクを落として放置すると肌がむき出し状態になり、乾燥や刺激を受けやすくなります。
かゆみケアのポイント
健康な肌は通常かゆみを感じませんが、乾燥でバリア機能が低下した肌は刺激を受けやすく、かゆみを起こしやすくなります。
かゆみがある部分は洗いすぎやこすりすぎを避け、保湿剤をこまめに塗布して肌を保護しましょう。
入浴時の注意点
- タオルでゴシゴシ洗わない
石けんの泡を手にとってやさしく洗うのがおすすめ。背中などはどうしてもタオルを使う場合でも、刺激の弱い素材のタオルを選びましょう。 - お湯の温度は38~40℃、入浴は20分以内
熱いお風呂や長湯は、肌のうるおいを奪い、かゆみを増す可能性があります。
おすすめの保湿剤と塗り方
- 尿素配合のクリーム
尿素は角質のターンオーバーを助け、水分保持量を高める作用があります。 - 塗り方のコツ
末端(くるぶしやかかと、ひじなど)から細かく横方向に伸ばし、特に乾燥しやすい部分は円を描くようにしっかり塗り込みましょう。
まとめ:冬の乾燥肌対策は継続がカギ
今回ご紹介した皮膚科医・日比野佐和子さんの乾燥肌対策は、どれも日常生活で簡単に取り入れられるものばかりです。食事や睡眠、スキンケアをトータルで見直し、少しずつ継続することで、肌の変化を実感しやすくなります。
実際に2週間ほど続けただけでも、肌状態が大きく改善されるケースが多いそうです。まずは少しでもできるところから始めて、あなたの肌を守りましょう。
おすすめ書籍&関連記事
- 日比野佐和子先生の著書
乾燥肌やアンチエイジングなど、美肌づくりの知識が詳しく掲載されています。ぜひチェックしてみてください。 - その他関連記事
こちらのブログにも関連情報を掲載しています。興味のある方はあわせてご覧ください。
以上が、「人生レシピ」乾燥肌対策のリライト記事となります。日常的に継続することで、冬だけでなく一年中しっとりうるおう肌を目指しましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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