ダウンやウール製品をおうちで洗濯できたらいいですよね。
冬物アウターは、クリーニングに出すと高くつくし、自宅で洗うと失敗するのではないかと不安になります。しかし、実は、自宅で洗える冬物アウターもあります。
「あさイチ」で紹介された、ダウンやウールなどの冬物アウターを自宅で洗濯する方法を、洗濯のプロが教えてくれました。
この記事では、
・ダウンジャケットの自宅での洗濯方法
・ウール素材の自宅での洗濯方法
・クリーニング店に任せた方がよいもの
・クローゼットでの衣類の保管方法
をお伝えします、参考にして頂ければと思います。
汚れやニオイを防ぐお手入れ方法を、洗濯のプロ・洗濯ブラザーズの茂木康之さんに教えてもらいました。
ポチップ洗濯の前にプレウォッシュ液で処理
プレウォッシュ液で汚れを予備洗い
まず、洗濯の前にプレウォッシュ液を作ります。ここで大切なのは洗濯機に入れる前のひと手間です。
プレウォッシュ液とは、洗濯物の前処理や予洗いに使う液体のことです。作り方はとても簡単で、以下の手順でできます。
【プレウォッシュ液の作り方】
スプレー容器に洗濯洗剤（弱アルカリ性）と水道水を1対1の割合で入れる。
軽く振って混ぜる。
※ 1週間以内に使い切る。
ダウンジャケットの洗濯方法
① まず、ダウンジャケットに破れや傷がないかを確認します。ある場合は、洗濯機で洗うとダウンが飛び出してしまう恐れがあるので、必ず確認しましょう。
② 皮脂汚れ・ニオイが気になる部分に「プレウォッシュ液」をスプレーで吹きかけたら、ブラシでトントン叩いてなじませます。
ポチップ特にポケット部分もプレウォッシュ処理を行うと良いです。
③ 汚れを浮かせたら、おけやバケツにぬるま湯（35℃～40℃）10ℓ 洗濯洗剤（中性/おしゃれ着用）５mlをよく溶かす。
④ 泡が細かく泡立ったらO.K。服の中の空気をよく押し出しておく。しっかりとにぎりながら水と洗剤液を浸透させる。押し洗い＆軽く絞るを２～３回繰り返す。
⑤ 網目の粗い洗濯ネットに入れて、残った洗濯液ごと洗濯機に投入し、すすぎ（注水1回）＋ 脱水（1分）に設定して洗います。
※ここでは洗剤は入れず水を増やして洗えば汚れがちゃんと落ちるそうです。
⑥ 洗濯機から出したら、すぐに干します。
ぬれている段階で、ダウンの毛が片寄らないように、手のひらで衣類を均等に軽くたたいたりして、ダウンのふわふわ感を復活させます
洗い終わったあとは、形を整えてから厚めのハンガーに掛けて日陰や室内で風通しの良い場所に半乾きになるまで干してから乾燥機にかけるとふわっと仕上がります。
汚れを蓄積しないことが大事で、1シーズン1～2回は洗った方がいいそうです。
皮、特殊な加工、シームレスダウンは家では洗えません。
ウール素材の洗濯方法
ウール100％の衣類は、家庭で洗濯することができます。以下の方法です。
①水洗いができるウール製品かどうかをまず確認する。
②汚れている部分を予洗いする。衿元や袖口などはプレウォッシュ液をスプレーし、ブラシでたたきます。
③生地が傷んだりしないように、生地を裏返し10分置きます。
④大きなバケツなどにぬるま湯（35℃～40℃）10ℓに洗濯洗剤（中性/おしゃれ着用）５mlを混ぜ合わせしっかり攪拌する。
洗剤が溶けたら、裏返した衣類を入れてやさしく押し洗いする。3分間漬け込む。
ポチップ⑤衣類を網目の細かい洗濯ネットに入れる。余ったスペースの洗濯ネットは結ぶ。
⑥汚れをはがれ落とす為、脱水を1分間する。上手く回らない時は、乾いたタオルも一緒に入れる。
⑦洗濯機から取り出し、すすぎ用の水をバケツなどに用意し、衣類を優しく押し洗い。常温の水10ℓで2～3回水を取り替える。
⑧その後、軽く絞り洗濯ネットに入れて洗濯機に入れ、脱水は、1分間程度行う。
⑨取り出し、裏を返し、厚みのあるハンガーにかけて、水分があるうちにに縫い目を軽くのばし形を整える。色あせや縮みの原因になるので、日陰や室内で干す。風通しの良い場所を選ぶ。
ウールは繊維の表面が鱗状で、長く水に浸すと開いてしまうため、短時間での洗いと脱水が重要です。また、摩擦を最小限に抑えることも大切です。
場所を取る平干しですが、こちらは2段構造のため一度に2枚干すことができますよ。ハンガー跡が付いたり、重さで伸びてしまうということもありません。小さく折りたため収納袋も付いています。
ポチップ縮んだウール製品を元に戻す方法
縮んだウール製品を元に戻す方法は、
① スチームアイロンを用意します。
② スチームアイロンは低温で、繊維に直接触れないように注意して、浮かして蒸気をかけながら生地を優しく伸ばす。強く引っ張ると繊維が損傷する可能性があるため、注意が必要です。
③ 縮みが復元できたら、形を整えて風通しの良い場所に吊るして保管します。
※全体的に縮んだ場合はそれぞれパーツごとに行う。
クローゼットでの保管方法
保管方法は除湿が重要だそうです。
除湿剤など使ったほうがいいそうです。
うちも湿気が多くて常備品です。クローゼットやタンスにセットしています。
ポチップ家で洗える素材は？
素材別の扱い方は以下の通りです。
水洗いができる素材とできない素材を見分ける。綿・麻・合成繊維は水洗いOK、ウール・カシミヤ・シルクは手洗い、キュプラ・レーヨン・アセテートはクリーニング店に出すのをおすすめします。
洗濯機O.K
綿
麻
ナイロン
ポリエステル
手洗い推奨
ウール
カシミヤ
アンゴラ
シルク
クリーニング店にお任せ
キュプラ
レーヨン
アセテート
あさイチ 洗濯のプロが伝授！ダウン・ウール等おうちで洗濯 まとめ
家で洗濯できたらいいですよね。手軽にできるものからチャレンジしてはどうでしょうか。
ダウンジャケットもプロの洗い方を学ぶとキレイが続くし、長持ちしますよ。
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