集合住宅での音のトラブルで困っていませんか?一度音が気になると気になって仕方なくなりますよね。上の住民がウルサイ!衝撃の体験をご紹介。マンションの音がするしくみや、音が気になって仕方がない時の対処法などプロのワザを学びます。
音のトラブル 衝撃の体験
実際にあった音のトラブル(事例)
お風呂の水の音がうるさい
食器を洗う音がうるさい
普通の生活音なのになと思いながらも、音をださない生活を心掛けるようになりました。些細な音にも敏感に。
その後、お隣さんが事実と異なるうわさを流すなど、本当に困り果てて、弁護士さんに相談するも、解決策見つからず。結局、追い詰められていって、愛着ある家から引っ越しをされたそうです。
今となっては、何か解決する策はあったのかなと思っています・・・。
今は音のトラブルが増加、コロナ前より2割増加しているそう。
マンションの音がするしくみ
意外な場所から響くマンションの音
全方向囲まれている部屋は、どこからくる音なのかわかりにくいですよね。例えば、
①実験で上の階の人に走ってもらう⇒下の階の人は真上だとすぐわかった。 ②真上の部屋でゴルフボールを落としてみた⇒下の階の人は隣からだと思った。 ③下の階でカーテンの開け閉め⇒真上の階の人はすぐ分かった。
②のように、真上の音であるにも関わらず隣からのように感じることもあります。なぜ音の方向がわからなくなるのでしょう?
音の振動は壁床に振動する音=振動の伝搬です。
マンションの建築構造や素材も音の伝わり方に影響を与えます。
真上からの音でも、隣から聞こえるように聞こえるのは、音の反射による影響が原因です。重なって聞こえてきます。このような現象を反響と呼びます。
反響は、音の強さや反射する面の形状、素材、距離などによって異なるため、同じ音でも方向がわからなくなります。
壁や床を通じて思いがけないところで音がすることがあるのです。
1階の音が3階より上までも聞こえた例もあるそうです。
何階にいても音は伝わる
音と床が振動する。振動は建物は続いているので、上の階、下の階などに伝搬する。媒体を通じて伝播するため、どの階にあってもその媒体を通じて伝播します。
出た音は、空気中に向いていき、壁や床などの障害物に当たると一部は反射して、一部は変換して、さらに進んでいきます。 建物は続いているので、建物内のどの階にいても、建物を通じて音は伝わっていきます。
離れた階にいても音は伝わるので気を付けなければなりませんね。
種類別騒音対策
音には、固体音(足音など物を伝わってくる)と空気音(声など)の2種類あります。
特徴
固体音の対策
1.手元をちゃんと見ることで音は半分に
ふすま、ドアの引き戸の手元を見て開け閉めを行う。これだけで力が半分になり丁寧な閉め方になります。もちろんドアや引き戸に防振材を貼る方法も有効。
2.場所によって音が半分に
子供の遊び場は部屋のすみっこ。壁に近いところは梁、柱に近いので振動の振幅が落ちて、音の強さは低下します。
3.防音対策を過信しない
すべての音は防げない。
自らマンションの真ん中の階で、真ん中の部屋に30年以上住んでいる(日本大学名誉教授 井上勝男さん)
うるさいと思われない、心掛けるべきこととは?
・自分の住んでいるマンションの性能を知ること。
・音の伝わり方を含めて、知識を持つこと。
苦情を言いいたい その方法は
こんな例もありました。
在宅勤務が増え、部屋にいる時間が増えた。上の階の子どもが廊下や部屋を走りまわる音(ドカドカ!ドン!)がうるさくて困っている。子供なので仕方がないと分かっていても、それにしても頻度が多すぎるんじゃないかな、夜中0時近くなっても、子どもの話声や足音が聞こえる日もあります。数カ月我慢しましたが、ついに耐え切れず管理会社に連絡。管理会社はすぐにマンションすべての部屋に「お知らせ」を投函してくれたが、全戸に配布されたため、その家は自分のところと思わず特に改善には至らなかったそうです。
絶望感というか、難しいのねっていう気持ちでいました。20年前に購入し、家族の思い出が詰まった今のマンションの部屋を手放すことも考えましたが、他の家からの影響で我が家が転居を考えなきゃいけないというのは、なんかちょっとふに落ちない。しかし、相手に直接苦情を言うのは今のご時世どういうことで、例えば逆切れだったり、逆恨みみたいな形で何かされたら嫌だなっていうのはあります・・・。特定されるような、直接対決は避けたいなと・・・。どうするべきか?
音のトラブル苦情を伝える方法
相手に直接言わず、音トラブルは第三者に伝える(管理組合・管理会社)
具体的な記録をとること! (監修:トナリスク)
苦情を伝える際の準備
具体的な記録をとる!
騒音計で大きさを測る⇒(騒音計の貸し出しをする自治体もあり、環境や公害の部署に問い合わせを)
以上を記入する。
まとめ
音に対する感覚は人によって様々個人差がありますね。年齢や人生のステージによっても変わってくるので難しいですね。
音のトラブル困ったら・・・管理会社・管理組合に相談する先がない、または相談しても解決しなかった等、建物に関する相談は
「住宅リフォーム・紛争処理支援センター (電話:0570-016-100)」に相談するという方法もあるそうです。
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