2022年12月23日NHKEテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」の「冷凍庫活用術」の内容です。「なんとなく冷凍」ではもったいない。「あえて冷凍」で食卓を豊かに!

買いだめたモノや作りすぎたごちそうは早めに“あえて冷凍”!
料理に疲れたら冷凍調理で楽ちんご飯のレシピもご紹介!
年末年始は冷凍庫が大活躍?!
年末年始はのんびりするどころか、大晦日だ正月だと本当に忙しいですね。料理も大変です。そこで、IKKOさんも驚きの「どんだけ〜」な冷凍術で年末年始はすこし楽してのんびりしませんか?

冷凍王子こと西川剛史さんとは?
西川剛史さんは、冷凍生活アドバイザー/冷凍食品開発コンサルタントです。
高校生のころに冷凍食品に興味を持ち、冷凍食品会社に就職。冷凍食品の商品開発などの経験を生かし、現在は冷凍専門家として活動中。
冷凍王子としてテレビ番組「マツコの知らない世界」「ヒルナンデス!」「王様のブランチ」など、テレビ、雑誌などに多数出演されています。
年間約1,000品の冷凍食品を試食し、累計1万品以上の冷凍食品を実食。その経験を活かし、冷凍食品開発コンサルタントとしても活動されています。
今回のテーマにぴったりの方ですね。
2022年12月20日発売の最新刊⇒いますぐ食べたい!冷凍食品の本[レシピつき]
冷凍庫が活躍する年末年始 上手な冷凍の極意
一度で食べきれない量を買ってしまうことがありますよね。つくり過ぎてしまうこともあります。
そんなときに、上手に冷凍する術を活用すれば、食品のおいしさや栄養を損なうことなく保存できるだけでなく、調理にかかる手間と時間を効率化して減らすこともできます。
ほとんどの食材は冷凍できます。どのくらいもつかというと、
⇒生の食材は2~3週間以内が目安
⇒調理済み食材は1カ月以内が目安
極意その1 買ってきたらすぐに冷凍
賞味期限や消費期限ぎりぎりで冷凍すると食品の品質がすでに下がっているため、栄養素の残存率が低くなるという研究結果があります。すぐに冷蔵庫にいれれば栄養が長く保たれます。
買い物のときから、すぐ食べるもの、冷凍するものと計画的に購入するのがおすすめ。
極意その2 とくかく空気を遮断
とは
・袋のまま
・トレイごと
・袋の口があいたまま
など食材が空気に触れるのはダメ
水分が抜けて空気に触れると食材が酸化して味がおちてします。
対策のおすすめはジップロック。これで空気が遮断できる。下からチェック方向にしっかりと空気を出す。厚さは0.06mm以上が機密性が高くおすすめ
ラップの包み方。食材表面にラップが密着するように丁寧に張り付けるのがコツ。さらに、ラップしてからジップロックにいれれれば完璧。
極意その3 できるだけ早く凍らせる
食品の品質を落とす「魔の温度帯 マイナス5度からマイナス1度」
この温度帯に長くいると水分やうまみが流れ出してしまう。なので、この温度帯をすばやく通過するように、できるだけ早く凍結する必要がある。
⇒対策として、とにかく薄く均一に平らにしてから冷凍にするのが大切。ジップロックをとにかく平たくしていきます。
⇒小分けにするのも大切。食材と食材の間にすき間をつくっておけば、必要な分だけ切り取って使うことができる。
冷蔵庫整理術
定位置化が大切。ブックエンドなどで区切ることで定位置化。これによって、何がどこにあるのかわかるので冷凍庫を開けている時間を短縮できる。
開けるのは10秒以内になるように。
細々したものや使いかけのものはまとめておくといいです。
冷凍するのがおすすめの食品
炊き立てごはん
炊き立てのごはんをすぐに冷凍。炊き立ての湯気はおいしさのもと。時間がたてばどんどん逃げてしまいます。だから、とにかくすぐに冷凍しましょう。
炊き立ては熱すぎて、他の冷凍のものと一緒にしにくいので、保冷剤でしきる、急速冷凍用の別スペースにいれるなどの工夫を。
味噌
調味料もおすすめです。特に味噌を冷凍するのはおすすめ。塩分が高いので凍らない。低い温度なのでそれ以上発酵がすすまないので、長くおいしい状態で食べることができる。
コーヒー
香り成分は常温でどんどん抜けていくので冷凍することで香りがいつまでも保存できる。香りものは冷凍がおすすめ。
下処理した野菜
下処理をしてから冷凍をした方が味がしっかりする。生のほうれん草を冷凍すると酵素が活性化しておいしさが長持ち。緑野菜がおすすめ。
冷凍調理のレシピでのんびりお正月
マジカル下味冷凍
・調味液でコーティングし冷凍保存中の乾燥と酸化を防止
・冷凍中、解凍中に調味液がしみこむので漬け込む作業が必要ない
ゆでない下味冷凍クリームパスタ

しめじ 50g
マカロニ(乾燥) 60g
ベーコン 30g
作り方
1.ジップロックに食材をいれる
2.下味に使うのは顆粒の洋風スープの素(小さじ1)、牛乳(カップ1)、水(カップ1/2)
※マカロニに水を吸わせてやわらかくするのがポイント
3.袋の上からよく混ぜてもむ
4.袋を立てた状態で1~2時間おいたあとに冷凍
5.調理をする時は袋の口をすこし開けて電子レンジで解凍(600W 2分)
6.ほぐれるくらいの解凍
7.フライパンにいれて中火で6分。水分がなくなれば完成
※火の通りが均一になるのでショートパスタがおすすめ。
さけのごまソテー
生ざけ 2切れ
こうじ甘酒 しょうゆ 各こさじ1
白ごま おおさじ1
長ネギ 1/2本
しめじ 50g
にんじん 30g
作り方
1.生ざけ2切れを適当な大きさに切って、こうじ甘酒、しょうゆで下味をつける
2.長ネギ、しめじ、にんじんといっしょにジップロックにいれて冷凍
3.冷凍後、凍ったままフライパンで蒸し焼きにして完成
事前につくっておけばボリュームのある一品が簡単にできますね。いざというときに安心です。
まとめ
冷凍王子が紹介するレシピはどれも美味しそうで調味料も家にあるものばかりです。シンプルでアレンジしやすそうなのもいいですね。
お気に入りのレシピは冷凍してストックしておけば、疲れた時や急ぐときにさっと調理ができますね。
お正月料理もストックしておけば安心ですね。のんびり正月のために今から準備しましょう。
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